結局のところ:人生の「道中」を楽しもう、という話
AI疲れを起こしている場合じゃない!できることはできるときにやるのは大切かもしれないけど、時間がかかった方がいいことも短縮してる。これは間違いない。遠足行くのに、学校を出て目の前で到着って言われたらかなり冷めるよ。
便利な時代って、本当にいいことばかりなんだろうか。
(音声で内容が聴けるようにしてます。対談形式)
ボタン一つで画像が生まれ、数秒でどんな文章も要約される。最短距離でゴールに辿り着くことが「賢い生き方」とされている、そんな世界に私たちは生きています。
でも、その高速道路の先で私が感じたのは意外にも、じわじわと広がる虚無感でした。
すべてがスムーズに進みすぎると、何かが消えていく
以前、私はブログ運営を徹底的に自動化しました。検索・画像生成・タグ付け・WordPress投稿・SNS拡散まで、17工程すべてをつないで、ボタン一つで完結するシステムを作り上げたんです。
我ながら、よくできたと思いました。
でも、完成した瞬間から、なんとも言えない感覚が漂い始めました。
「なんだこれ」
人間が関わる余地がなくなると、思考もぴたりと止まります。手を動かさない、迷わない、遠回りしない…その結果として生まれるテキストは、情報としては正確でも、どこかつまらないものになっていきました。
空虚な達成感、とでも言うのでしょうか。あの感じ、似たような体験をした方いませんか~?
そこで始めたこと:Geminiの中に「12人のチーム」を作る
今の私がやっているのは、Google Geminiの「Gem」機能を使って、12人の専門家チームを個別に育てるという試みです。
経理担当、総務担当、営業担当、それぞれに具体的な性格や話し方を設定し、AI生成のビジュアルも与えています。単なるチャット相手ではなく、一人ひとりが「思考を揺さぶってくれるパートナー」として機能するように、という意図です。
いくつか工夫しているポイントを挙げると:
一人一役に徹する 各Gemに詳細なプロンプトを設定し、専門性をあえて絞っています。何でもこなす”万能AI”にしないことで、情報の衝突が減り、議論が深まります。
疑似「戦略会議」を開く 複雑な問いに向き合うときは、12人の中から4人を選んで会議形式で対話します。視点がぶつかり合うことで、一つのAIとのやり取りでは出てこない気づきが生まれます。
性格とビジュアルを与える これ、地味に大事で。彼らに人格があると、なぜか会話のトーンが変わるんです。「プログラムと話している」より「誰かと話している」感覚に近くなります。
デジタル空間に小さな社会を作っているような感覚、と言えばいいでしょうか。
30分の仕事を3時間かける「贅沢な非効率」
今の私は、本来なら30分で終わる投稿作業に、あえて3時間をかけています。(正確にはかかってしまっているという表現の方が正しい)
その大半は、12人のAIチームと「あーだこーだ」言い合う、傍から見たらグダグダな対話です。話が逸れることもあるし、AIがバグって妙な答えを返してくることもある。
でも、そのちょっとした摩擦が、実は大事だったりします。
苛立ちが生まれる。「あれ、なんで私はこう思うんだっけ?」と立ち止まる。話が逸れた先に、思わぬ物語の種が転がっていることがある。
「人間、進むときより、立ち止まることの方が大事なこともあるのよ」
遠回りをした記録こそが、他の誰にも真似できない自分だけの物語になる。最近そう感じています。
「神プロンプト」への、ちょっとした違和感
SNSでよく見かける、「コピペで使える神プロンプト」や「1週間で収益化」みたいな話。
正直、引っかかるものがあります。
他人のプロンプトをそのまま使って結果が出たとしても、自分の能力は何も育っていません。それは知恵ではなく、借り物のスキルです。技術が陳腐化した瞬間、手元には何も残らない。
最近、Substackやnoteなどのプラットフォームで、地に足のついた発信者がじわじわ輝きを増しているように感じます。一方で、「楽して稼げる」系の発信はだんだん静かになっていく。
「ショートカットは使えるけど、自分でもできる」という状態を維持しておくこと。土台となる実力がないまま近道だけを磨いても、いつか必ず足元をすくわれます。
結局のところ:人生の「道中」を楽しもう、という話
人生を一本の道に例えるなら、私たちは「早くゴールに着く(人生を終える)」ために生きているわけじゃない。
生まれてから人生を終える道中で何を感じたか
そのプロセスの豊かさこそが、人生の本質だと思っています。
仕事を集中して片付けるのは、5分間のコーヒー休憩をゆっくり味わうためかもしれない。その「緩急」があってこそ、人間らしいリズムが生まれる。
何でもショートカットできる時代だからこそ、あえて時間をかける価値をもう一度問い直してみたい。そんなことを考えています。
あなたが今日、遠回りしてでも楽しみたい「無駄」は、何ですか?
最後まで読んでくださってありがとうございます。共感した部分、あるいは「いや、自分はこう思う」というご意見など、ぜひコメントで聞かせてください。
みんな知らなかったら困るから最後にお知らせしておきます。
「僕の投稿はシェアしても大丈夫ですよ」
これ結構悩みません?反応されても困るし、シェアしてもいいものだろうか?
心配しなくても反応しない可能性の方が高い!



こんにちは!私は、RPGでは、攻略日に向かって、レベルあげするより、図鑑やアイテムコンプリートにあちこちよってなかなかラスボスまで行かないタイプです!つまり、すんごーーーーい回り道ばかりするタイプです笑
全自動化で思考が止まる。手を動かさない、迷わない、遠回りしない結果、、空虚な達成感。
うまく表現されていて、AIを使えてしまう大山さんだからこその見解が新鮮でした。世界の過半数の人は、チャット機能のみ使用し、きっと(わたしも含めて)AIをほとんど使えていないと感じます。
これからも大山さんの見解を楽しみにしております。