その文章の中に、自分はいますか
AIが2000字を数秒で書ける時代、僕らが本当に鍛えるべきは「自力(じりき)」というマインドセットだった。
昨日、記事を書こうとしてプロンプトを打った。
数秒で、2000字がそこにあった。読める。破綻もない。でも、読み返して手が止まった。
これ、誰が書いたんだろう。
AI解説音声
たぶん、あなたも同じ疲れを抱えている
AI界隈は今、ずっと急かされている空気がある。
昨日できなかったことが、今日には誰でもできることに変わる。乗り遅れちゃいけない、そんな焦りをずっと抱えたまま、僕らは画面の前に座っている。
これ、僕だけの話じゃないはずです。
情報の濁流に飲み込まれて、気づかないうちに心の中心がグラグラしてくる。それが「AI疲れ」の正体なんじゃないかと、カウンセラーとしての目で見ると思うんです。
「スカスカ感」の正体
テンプレートに日付と最新ニュースを放り込むだけで、そこそこ読める文章ができる時代です。
でも、一文字二文字を変えるだけで完成するその言葉に、価値はあるんでしょうか。
効率だけを追って発信を続けると、ある日突然「スカスカ感」に襲われる時が来ます。クリエイティビティという血を流さず、試行錯誤をショートカットした代償です。
数字や利益は手に入るかもしれない。でも、AIなしでは動けない自分に気づいた瞬間、本当の自信は消えていく。
ちょっと話は脱線しますが、これって飲食業界で「仕組み化」を進めた時にも似た感覚がありました。効率化は正義のはずなのに、どこかで人間の輪郭が薄くなっていく感じ。
話を戻すと、AIが普及すればするほど、問われるのは人間側の「自力(じりき)」なんです。スキルじゃなくて、自分を律するマインドセット。
打つ文字、書く文字を、絶対に減らさない。
プロンプトをこねくり回している時間があるなら、その間に自分の手で記事を3本書く。指先から言葉を紡ぐ苦労を放棄した瞬間、書く力は衰えていきます。
だったら、願うより思い出せばいい
明日は七夕です。
願いを天に届ける日ですが、今の僕らに必要なのは、新しい何かを願うことより、本来の目的を「思い出す」ことなのかもしれません。
水星も逆行してるらしくて、ネット環境やコミュニケーションが「詰まる」感覚を覚える人も多いはず。情報の加速に心が追いつかなくなったときこそ、AIの画面を閉じて、自分の内側に立ち返る絶好のチャンスなんです。
星のせいにできるなら、それはそれで気が楽です。
自分は何がやりたかったのか。この発信の先に、どんな自分を求めていたのか。
環境がどれだけ激変しても、あなたが感じて、考えて、紡ぎ出す言葉の価値は揺らぎません。僕自身も、日々迷いながら、ブレながら書いています。
あなただけじゃないんです。
最後に、ひとつだけ
たとえAIより下手でも、悩みながら書いた一文字には、AIには真似できない何かが宿ります。
効率という波に、自分を明け渡さないでください。
今夜、あなたが最後に「自分の言葉」で何かを書いたのは、いつでしたか?
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